看護師の夜勤。心霊現象はあるのか?怖くないの?

時々、友達と話していると聞かれることがあります。

「夜勤って怖くないの?」

これは私も看護師になる前は思っていたことです。怖がりの私に夜勤が勤まるのだろうか…?

さて、その問いの答えは…

「怖いです!!!!!」

この”怖い”という意味は心霊現象以外にあります。

夜勤の一番怖い事、それは患者さんの急変です。昼間に比べると夜勤帯のスタッフの数は激減。何かあったら、限られたスタッフで対応しないといけません。もちろん、医師の指示のもと対応しますが、それはそれはプレッシャーです。

やはり命を預かる仕事ですので、本当に怖い。

ですが、今日は、私が経験した夜勤帯での怖い話、私の友人が経験した怖い話をご紹介します。夏らしくていいけど、怖いかも。ぞぞぞ。

怖い話が苦手な人は読まないでね。

まずは私の友人ちゃんのお話から。

彼女は介護士です。その日も夜勤でした。

夜勤帯は「巡視」をしないといけません。よくテレビで見る、看護師が懐中電灯を持って、患者さんの部屋の見回りをしていますよね。それをします。

病院によって違うとは思いますが、彼女の勤める病院では3人で夜勤を行っていました。(私の勤める病院もそうです。)

見回りは患者さんが寝ているので、電気をつけることはもちろんありません。小さな懐中電灯で患者さんに異常が起こっていないかをみていきます。

巡視は看護師が1人で見回りを行う事もありますが、3人でいっせいに見回る時間もあります。その時はみんなでいっせいに見回っていたと聞きました。

とある患者さん(高齢の女性)のベッドに行ったとき、ベッドサイドに黒い人影が見えたそうです。そして高齢の女性は起きているように見えたそうです。

友人は誰かいるのかな?と思ったけど、面会時間はとうに過ぎています。深夜ですから当然です。

気のせいなのだろうと思ったそうです。とりあえず患者さんには異常はなさそうなので、その場をあとにし、夜勤の受け持ち看護師にすぐにたずねたそうです。

「〇〇さん(患者さん)のベッドに誰かいたように見えたけど、特に付き添いの人が泊まっている事とかないですよね?」

受け持ち看護師は「誰もいないはずよ」と答えたそうです。結局、その部屋には誰も来ていませんでした。

朝になり、その患者さんが友人に言ってきたそうです。

「昨日、お父ちゃんが来てくれた」

お父ちゃんとはその頃、亡くなったばかりのご主人の事です。亡くなる前、しょっちゅう、その入院患者さんのお見舞いに来てくれていたそうですが、入院している患者さんより先にご主人の方が急死されたそうです。

亡くなっても、奥さんに会いたいと思って、会いに来たのかもしれませんね…。

次の話は私が体験した話。

いっとき、病棟の患者さんに「ここの廊下に幽霊が出るという噂がある」という話を聞きました。私は極度の怖がりなので、その話を聞きたくなかったのだけど、「どんな話ですか?」とたずねてしまったことがあります。

患者さんは「こないだ退院した〇〇さんから聞いたんだけど、夜中に、廊下から助けて―助けてーって女の声がするから、廊下をのぞいたらしい。そうしたら赤いマフラーをしている女が廊下に立っていたって聞いた。〇〇さんは二度も見たらしい」と言うのです!

もう、ぞぞぞぞぞぞ…!!!!怖いったらないです。

助けてーという声ですが、時々認知症の患者さんやせん妄になってしまった患者さんが錯乱状態で叫ぶことがありますが…、でも、赤いマフラーの女性なんて入院していないし。

この話を同僚にしてみると、なんと二人もの同僚が「なんか…私もその人影みたいなのを見たことある。見えたことがあるような気がする」と言うのです。ぞぞぞぞぞ。

だけど、夜勤はめぐってきます。怖くても仕事をしなくてはいけません。

私はいつも通り、怖い事なんて気にせず仕事に集中していました。

明け方、患者さんのポータブルトイレをきれいにするという仕事があります。いつものように私はポータブルトイレを汚物処理室で洗っていました。

汚物処理室は私一人でした。すると、いきなり耳元で男性の声がしました。何を言っているのか分からないけど、「ぼそぼそ」と聞こえてきたのです。聞こえた方を振り向きましたが、もちろん誰もいません。狭い汚物処理室なので壁しかありません。

だけど、本当に誰かが耳のそばで話しかけたような声がしたんです…。

それと、もうひとつ。

夜勤帯で寝たきりの患者さんのおしめ交換をしていた時の事です。

患者さんはおしめ交換の間中、私の後ろ側をじっと見ています。

そして、ひとこと。

「なあ、あんたの後ろの人、誰?」

え?と思って、ぱっと後ろを振り返りましたが、誰もいませんでした。(泣)

これ、他の看護師もよくある事だと聞きました。何が見えていたんだ?!!(泣)

よく聞くのは、勝手にエレベーターが動いていたとか、勝手に自動で流れる水洗トイレが人もいないのに流れたとか。

「お迎えが来た」と、亡くなった人が迎えに来たと言った患者さんが元気だったのに、そのあと急に亡くなったとか。いろいろとあります。

きっと、看護師や介護士あるあるだと思います。何らかの怖い体験をしたことがある人や聞いたことがある人は多いんじゃないかと思います。

でも、まあ、基本的には夜勤帯はすごく忙しいので、怖がっている暇はありません。

「うわ!こわ!」と思っても、その時はそれどころじゃないので、後から思い出して、ぞぞぞぞとなります。

だけど、やっぱり病院です。心霊現象は少なからずあるんじゃないかと私は思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする